こんにちは、Goです。
今日(月曜日)のテニスコーチとしての1日のスケジュール
7:30 起床
8:00 師匠の不動産の手伝い
13:00 仕事のミーティング
13:15~17:00 仕事
17:15~19:00 師匠の不動産の手伝い
19:30 夕飯
21:30~22:10 生徒のラケット2本張る
22:30~ ブログを書き始める
テニスコーチとして過ごす今日(月曜日)のスケジュールをざっくり書きました!
今日の練習メニュー
①ショートコートラリー
②ベースラインでラリー
③クロスコートラリー(両サイド)
④ボレー&ストローク
⑤スマッシュ
⑥サーブ&リターン
⑦サーブからのポイント練習
⑧残った時間で1人の生徒と僕が真ん中でラリー
今日の練習メニューはザっとこんな感じでした。
今日は「ラリーする時はまずネットをしない!」というお話です。
それを踏まえて話していきます。
ラリーする時は、まずネットをしない!
ラリーをするとき、3球以内でネットをしてしまう方々は多いのではないかと思います。
その状態で1分間ラリーしていたら、10回はネットしてしまいます。
それを5分に伸ばしたら、単純計算して50回ネットミスすることになります。
この練習をしていては絶対にテニスの実力は伸びません。
その理由 第4ヶ条
①「ネットする」ということは日常生活で言えば、小さな石ころに躓いてしまうのと同じこと
②リズムが作れない
③集中力が下がる
④技術が上がらない
この4つについて、分かりやすく説明していきます。
①「ネットする」ということは日常生活で言えば、小さな石ころに躓いてしまうのと同じこと
想像してみて下さい。
日常生活で小さな石ころに躓いている人を見たらどう思いますか?
僕だったら純粋に「どうしたんだろう?大丈夫かな?」とちょっと心配になります。
何故なら普通なら躓かないところで躓くので良いように捉えたら「疲れてるのかな?大丈夫かな?」と思うかもしれませんが、悪く捉えると「え、そこで躓く?」とちょっと小馬鹿にする感覚になります。
テニスコートで「ネットする」ということは、まさにこの感覚と同じことなのです。
もちろんトッププロ選手でもネットミスは必ずします。
なので「ネットミスをしてはいけない!」ということではありません。
ネットミスを1回したら「あ、やべ!何してんだ、俺(私)。集中力落ちてるぞ!」というように自分を戒めるべき場面なのです。
テニスコーチはテニス選手のどこを見ているかというと、ネットミスを1回した後のプレーです。
「果たして、この選手は次のラリーでどこまでネットミスせずに続けるだろう?」と見るのです。
そこでネットミスが減ると、テニスコーチは「あ、この子、分かってるな。」と考えるのです。
もしネットミスが同じように続いてさらに増えてしまうと、テニスコーチは「あ、この子、全く分かってない。」と考えるだけなのです。
このネットミスに対する捉え方とテニスの実力は比例します。
その認識が高いテニス選手は基礎能力が高いです。
しかしそれが低い選手はどれだけ練習量が多くても基礎能力は残念ながら低いです。
こうやってネットミスに対して考えるべきなのです。
②リズムが作れない
ラリーが3球以内で終わってしまうと、お互いのリズムが作れません。
リズムが作れない以上、その先の練習に進めないのです。
リズムが作れないということは、ストロークの感覚が全く得られないということです。
ラリー練習はストロークの感覚を研ぎ澄ます為に行っている練習なので、リズムを作れない以上練習が始まらないのです。
もしラリーが3球以内で終わってしまう場合、行うべきことはボールスピードを落とすことです。
「100球打っても絶対ミスらない!」と思えるボールスピードを打ち続けるのがベストです。
③集中力が下がる
ラリー練習は集中力を養う練習でもあります。
動く範囲が決められていてどこにボールが来るかもある程度分かっているので、ひたすらボールを打ち続けることができるのがラリー練習です。
それを20球連続、30球連続と増やしていけば集中力はどんどん上がっていきます。
しかし3球以内でミスをしてそれを何度も行っていると集中力はとどまるどころか、下がる一方なのです。
なぜなら集中力を上げようと頑張っているのにミスをしてそれを何度も繰り返していると、人は心が折れていきます。
心が折れるということはヤル気が落ちていくのと同じで、それに比例して集中力も激減します。
それを防ぐ為にも、ラリー練習をするときはネットミスを減らすことが第一条件です。
もし3球以内でミスしてしまったら、次は4球は絶対にラリーを続けるというようにラリー数を上げる作業をするべきです。
④技術が上がらない
ラリー練習では実は、技術を上げる作業も含まれています。
ネットミスすることなくラリーを行っていると、自分の感覚がより研ぎ澄まされるので技術はそれに比例して上がっていくのです。
誰もが小学2年生の時にやった九九の計算と同じです。
何度も何度も九九の計算をしていたら、気付いたら頭の中に染み込んでいますよね。
これはラリーでも同じです。何度も何度も打ち続けていると、自分の打球感だったり足の動きだったり準備力だったりストロークの技術が体に染み込んで当たり前度が上がっていくのです。
しかしネットミスを3球以内で何度もしていては、いつまで経っても技術は身に付かないのです。
その為にもラリー練習する時は、ネットミスを極力減らす意識をするべきです。
ネットミスしない為の方法は?
球数を心の中で数えるか、声に出して数えるかのどちらかです。
1球目が来たら「1」と心の中で数えるか、声に出して数えるのです。
ただこれだけです。めちゃくちゃ簡単ではありませんか?
これをするだけで頭の中は凄く分かりやすくなり、プレーに集中できます。
言葉で言うのは簡単ですが、やってみると「意外と難しいなぁ~!」と感じると思います。
実は僕はラリー練習をするとき、球数を数えています。
最初の頃は声に出して、数えていました。
今は心の中で数えていますが、集中力が切れてくると声に出して数えるようにしています。
それだけでネットミスは本当に激減しています。
なぜ球数を数えるべきなのか?
数字は絶対的で分かりやすいからです。
自分で数えていると、どれだけラリーが続いていてどれだけミスしているのかがすぐ分かります。
そうすることで「次はどうすればいいのか?」が瞬時に分かります。
例えば、3球目でミスしたとします。
そしたら、次のラリーは「3球以内には絶対ミスしない!」と考えるのです。
僕の場合、ラリー練習をするときに必ず最初に定める数字は10球です。
10球以内には絶対ミスらないように意識します。
それで次は20球、30球と上げていきます。
最終的には100球を設定します。
そうやって目標数値を少しづつ上げていく作業をすることでテニスは大きく変わってきます。
テニスをしていて「テニスで勝つには自分で決め抜くボールを打たないといけない」と思っている方々は多いのではないかと思います。
それは間違いです。実は、テニスで勝率を上げていくのはどれだけミスを減らせるかがまず鍵なのです。
なので「ラリー練習でまずネットをしない!」ことを意識して練習に取り組んでみて下さい!
それでは、また明日~!