こんにちは、テニスコーチ Goです!
今日は、「僕がアメリカで壁打ちを毎朝1時間×3週間続けられた理由とは?【衝撃的な理由たった1つを丁寧に解説】」について書いていきたいと思います。
結論から書いていきます。
①師匠に「どうせお前ら、やらないもんな!!」と言われたから。
↑これです!!!
え…?はい!?どういう事!?
と皆さん全員、このように思ったのではないでしょうか?笑
でも、これがマジなんです!
アメリカの師匠に直接聞いて下されば、分かります。(と言っても、師匠は忘れてるかも知れません…笑)
でも、僕の記憶にはめちゃくちゃ鮮明に残っているんです。
それだけ衝撃的な出来事でしたから…あはは~…(^_^;)苦笑
前置きはこのぐらいにして、これから丁寧に解説していきますので、ご安心下さい!
①師匠に「どうせお前ら、やらないもんな!!」と言われたから。
僕がアメリカに行って、ちょうど1ヶ月経った、ある朝の練習前の出来事でした。
ある生徒がストロークの壁打ちをしていて、僕が師匠にポソっと「あれって難しいですよね〜」と呟いたときです。
この言葉をキッカケに、いきなり師匠が怒りモードに変わったのです。
「お前ら、ストロークの壁打ち、連続で何回できる?
いや、できないよな。そりゃあ、やってないもんな。
ただテニス、俺にやらされてるだけで自主的に練習やらないもんな。
俺が頑張っても、お前ら頑張らないもんな。
こんなに言っても、どうせお前ら、やらないもんな!!」
え…嘘でしょ…
俺はただ単に師匠と会話するキッカケを作ろうと思って言っただけなのに、こんなに言われる…??
しかも、俺のせいで周りの皆んなも怒られてる…マジであんな言葉を発したの後悔…
あまりにも急な出来事で、↑のように思ったのと同時に、師匠のある言葉が物凄く胸に突き刺さったのです。
それは題名にもある
「どうせ、お前ら、やらないもんな!!」
です。
今まで21年間生きてきて、大人から「どうせ、やらないよな!!」なんて言葉を聞いたことが一度も無かったからです。
むしろ、次のような言葉なら、皆さんは聞いたことがあるのではないでしょうか?
「君ならできるよ!まだ若いんだし、可能性だらけだし、トライしてみなよ!!」
人それぞれかもしれませんが、僕はこういう言葉↑を沢山聞いてきました。
だからこそ、師匠の「どうせ…」という言葉にはめちゃくちゃ驚いたし、この言葉の背景に一体何があるのか、当時は分からなかったのですが、師匠が心の奥底で嘆いているように思えたのです。
「俺がここまで熱量費やしているのに、何でお前らやらないんだ!!」
と。
この「どうせ…」という言葉から師匠は僕らに一切期待していないんだなと感じ、それがめちゃくちゃ悔しくて
「必ず行動に移して、師匠のその冷めた心を変えたい!!必ず師匠を見返してやりたい!!」
と強く思ったのです。
このバリバリな反骨精神が僕を突き動かす大きな原動力になり、その次の日から毎日、練習が始まる1時間前にテニスコートに行き、1人黙々と壁打ち練習を始めたのです。
初日、2日目、3日目、4日目と毎日連続で壁打ちをしていたものの、師匠は全く僕には見向きもしませんでした。
ただ僕は毎日壁打ちをしている姿を師匠に見せ、認めてもらいたい一心でした。
「アドバイスをもらいたい!」とか「見てもらいたい!」とかそんな感情は一切なく、「ただただ僕の行動を知っててくれれば良い!」と。
そしたら、1週間ほど経った頃、師匠がアドバイスを1つして下さったのです。
「テイクバックする時、もう少しコンパクトにした方がいいよ。」
「え、あ、はい!ありがとうございます!」
1週間毎日壁打ち1時間やって、たったこれだけのアドバイスでしたが、逆にこれだけやったからこそ得た貴重な宝物のように感じて、めちゃくちゃ嬉しくて、心で叫びまくった記憶があります。
「あっ、ずっと見てくれていたんだ!」
それがまたパワーに繋がり、気付いたら3週間毎日壁打ちをしていたのです。
そしたら、壁打ちをする前とした後では、まるで別人ってぐらいにテニスの基礎が身に付いて、ミスが急激に減っていたのです。
テニスアカデミーの生徒から
「Go、めちゃくちゃミスが無くなってる!すごっ!一番成長してる!やばすぎっ!」
という声が沢山ありました。
でも、僕はその言葉を聞いても全く嬉しい感情はありませんでした。
なぜなら、「そりゃそうでしょ。3週間毎日壁打ちしていたんだから。むしろ、これで上手くなってなかったら、俺終わってるわ」なんて思っていたぐらいでしたから。
それだけやった自負と自信があったのです。
事実だけ見ると、3週間毎日壁打ちをしただけですが、その原動力は師匠の「どうせ、やらないよな!!」という期待ゼロの言葉で、それに対する反骨精神が半端なくて、全エネルギーを壁打ちにぶつけたからこそ、しっかり実を結んだのです。
ただ壁打ちをしたのではなくて、師匠に認めてもらいたいという強い気持ちで取り組んだからこそ、本物の実力となりました。
今でも師匠からは「Goの原点は壁打ちだもんな!」と笑われながら言われますが、師匠の言葉が無かったら、壁打ちなんて絶対にやっていませんでした。
「壁打ちをすると良いよ~!」と色んなテニスコーチはアドバイスするかもしれませんが、正直…「壁打ちをして実を結んでいる人はいるのか?」というところは半信半疑です。
中途半端な気持ちでやっても、それは無駄な時間です。
壁打ちをして自分の実力にした人の中で、僕はトップだと言い切れる自信があります。
それは反骨精神バリバリの強い気持ちで、3週間という短い期間でしたが、1日も休まず、取り組んだからです。
決して「テニスが強くなりたい!」とか「夢に近づくために!」とか、そんなカッコいい理由ではないんです。
「僕ら生徒に一切期待していない師匠を見返したい!」
という反骨精神だけだったのです。
以上が「僕がアメリカで壁打ちを毎朝1時間×3週間続けられた理由とは?【衝撃的な理由たった1つを丁寧に解説】」でした。
~雑談~しばしお付き合い下さい!
僕が思う、強くなる選手とは?
「自分に満足していなく、常に上を追い求め続けられる人」か、「不自由すぎて、その不自由を何としてでも脱する為に、絶対に成功して見返したい!という反骨精神バリバリな人」の2種類ではないか、と思います。
僕は反骨精神バリバリな人のタイプですが、テニスの実力は、アメリカに3年行って、今も日本でテニスコーチをして1年半ほど経って、満足できるっちゃできるレベルにいるので、情けないですが、上を追い求めなくなっているのが現状です…苦笑
この前、師匠と久し振りに電話させていただいたのですが、次のような会話になりました。
師匠「Go、お前、日本に帰って丸くなっちまったな!笑」
Go「あっ、はい…苦笑 正直、日本に1年半いて、丸くなってしまいました…苦笑」
師匠「なら、アメリカに1ヵ月修業に来れば!?笑」
Go「いやぁ~、機会があったら、行けたらいいですねぇ~…苦笑」
師匠と電話する度に、背筋がピ~ンと伸びて、冷や汗がやばいんですよね。笑
もう終始、滅多打ちされてるだけなんですけどね。笑
でも、それ以上に刺激が凄くて、話す度に元気をもらい、本当に尊敬する方です。
その師匠と出逢い、たった1つの言葉で、今回のブログで題材にした壁打ちも毎日できたので、本当に心から感謝しています。
結論
大きな夢があって、そこに大きな熱量を注ぐと、その世界で生きている凄い方に遭遇します。まさに、引き寄せの法則です。
しかし、出逢った後は、活かすも殺すもあなた次第なんです。
僕は師匠との出逢いを最大限に活かせたと思っています。
まだまだ人生これからなので、もっと精進していかないといけませんし、こんな偉そうなことを言っていると、師匠から檄が飛びそうなので、今日はこのぐらいで締めさせて下さい。笑
ふぅ~…笑
今日もここまで読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました!!
いつも本当に心から感謝してます。
今回は完全に僕の経験談を書かせていただきましたが、少しでも多くの皆さんに勇気を与えられたら嬉しいです。
「Goができるんなら、俺も(私も)できるんじゃない!?」
なんて思ってもらえたら最高に嬉しいです!
僕なんか、全然大した人間ではありません。
皆さんの方がよっぽど素晴らしい方々だと思います!(というか、絶対にそうです!!!)
なので、皆さんも年齢関係なく、自分がやりたい事をどんどんトライしてみて下さい!なんて言ったって、人生一度きりですから!遅いとか早いとか一切無いです!キッカケは何でもよくて、思い始めた時がスタートです!(^^)!
それでは、また来週、このGoブログ【アメリカテニス留学3年】でお会いしましょう!
それでは、また!!
See you again!!
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