こんにちは!
今日は日曜日です。今日は朝10時~夜10時半まで1日中ずーっと仕事です。土日に仕事があるときはどんなことをしているのか?を話していこうと思います。
まず、僕は今、どこに住んでいるのか?
某テニスアカデミー内にBoys Dormitory、所謂、男子寮があって、そこの1室を貸していただいて、1人暮らしをしています。男子寮には、長期でここのアカデミーに滞在している外人の男子生徒達が約30人ほどいます。ほとんどの生徒は、1部屋2人組となって共同生活をしています。僕がいるアカデミーの生徒たちは、いろんな国から来ているので、まさしくインターナショナルです。
もちろんアメリカ出身の生徒はいて、カナダ、ブラジル、メキシコ、ロシア、スペイン、中国、ブルガリア、そして、日本、本当に多国籍に渡ります。その中で、皆んな、英語を使ってコミュニケーションを取っています。コーチ陣もめちゃくちゃ多国籍です。ヘッドコーチからエジプト、コートジボワール、スペイン、フランス、ブリガリア、ベネズエラ、ウクライナ、アメリカ、そして日本。ここにはまだ書き忘れている国があるかと思いますが、ここに綴っただけでも、凄い数だと思います。
初めてここに国籍を綴ってみて、「俺って凄い職場で働いてるなぁ」と改めて実感します。まさかここ某テニスアカデミーでテニスコーチとして働いて、それがもうすぐ2年が経つなんて、正直驚きを隠せません。元々、僕はアメリカ生まれで国籍はアメリカなので、アメリカに住むことも働くことも容易にできます。でも、0歳~4歳ぐらいまでしかアメリカにいなかったので、全くその記憶がなく、渡米した21歳の時は英語は全く話せず、聞き取りも全くできなかったです。
そんな自分がアメリカで働いているなんて…誰も想像がつかなかったと思いますし、当の自分は不可能だと思っていたのが素直な思いです。10代の自分が今の自分を見たら、「嘘だろ…Go、まじかよ…すげぇな…」とビックリしすぎて何も言葉が出ないと思います。それだけ僕にとって今の状況は凄いことなのです。家族もびっくりだと思います。
ちょっと脱線してしまいましたが、僕は男子寮の1室を借りて、生活をしています。そこからテニスコートまで徒歩1分なので、職場は徒歩1分ということになります。日本だったらそんな近くに職場があるなんてことはあり得ないと思うので、そこは本当に最高の環境だと思っています。
今までよくあったのは、その日の午前はオフで朝ゆっくり寝ていると、師匠から「○○のヒッティング、お願いします。」と携帯に連絡が来て、すぐに目を覚まし顔を洗ってテニスウェアに着替えて、10分後には必ず師匠の元へ駆けつけるという事です。そこは本当に男子寮に住んでいるからこそできる業だなと思います。「△時に○○とヒッティングお願いします。」と師匠から連絡が来るのが当日の△時の30分前(確か…)なので、当時は「まじかぁ…」と心の中で思いながらも「すぐ向かいます!」と連絡をしてすぐ駆けつけていました。正直、結構きつかったですが、それによって、めちゃくちゃ鍛えられました。笑 ある意味、そういう意味ではめちゃくちゃ行動力に自信があります。師匠から携帯に連絡が来て、それに対して返答までにかかる時間は、約1分以内なので仕事はそういうところで早くできるようになったのではないか、と思います。気付かなかったら20分後とかに返答するのですが、大体気付いたら1分以内に返すというのが僕の中で無意識の鉄則があり、師匠も分かりやすいのではないか?と思います。僕からの返答が遅かったら、単純に「気付いていないのだな」と思ってもらえていると思います。そこには僕のそういった小さな積み重ねが師匠の、僕に対する信頼を積み重ねているのではないか?と思います。
日本でよく聞いていたのは、「仕事ができる人間は返事を返すのが早く、仕事ができない人間は返事を返すのが遅い。」ということです。なので、僕は出来る限り、師匠からの連絡だけに関わらず、他の人からの連絡に対してもすぐ返すように意識してきて、今となっては無意識にそれができるようになっています。今になって思うのは、「返事を早く返す、遅く返す、という1つの行為は傍から見たらどうでも良いじゃん。」となるような事なのかもしれないのですが、そういう1つ1つの事柄に対して丁寧に行うことが人間としてより良い方向へ繋がっていくのではないか?と思います。
話が脱線するのですが、僕がアメリカに来て生徒だった時(1年目)、よく師匠に言われていた言葉があります。
「歯磨きしているか?」と。
最初は何を言っているのか、全く理解できなかったのですが、この意味が今になってようやく深く理解できます。要するに、常識レベルをどこまで上げられているか、ということです。
もう少し詳しく説明します。
人は何も考えずに歯磨きをすると思います。「よっしゃ、今日も気合入れて、歯磨きするぞ!」なんて意気込んで歯磨きをする人はあんまりいないと思います。笑 歯磨きは、ご飯を食べたら、皆さん、当たり前のようにする行為だと思います。
ここが師匠が伝えたかった一番の肝なのです。
「当たり前のことを当たり前にやる。」
この当たり前度をもっと上げろ、というメッセージだったのです。当時、僕はテニスコートにテニスラケットを持ってテニスシューズを履いて向かっていたのですが、テニス選手としての当たり前度があまりにも低すぎて、よく師匠から厳しく怒られていました。最初は全く理解できなくて、「なんでこんなに怒られるのだろう?」と思いながらも、師匠がテニスコートにいるだけで緊張感が半端なさすぎるので、「とにかくついていくしか生きる術がない!」と冗談抜きで本気で感じていて、とにかく必死でした。今となっては笑い話になるのですが、そうやって当たり前度を日常生活からも上げていかないといけないということを師匠から教わりました。なので、「テニスコート外でも本当に自問自答をし続け、それでも怒られて」の日々を生き抜いて、人間として180度変わりました。今まで生きてきた21年間の自分を全て捨てて、ゼロからやるということをしていたので、本当に大変でしたが、何とかの思いで、ギリッギリの中で壁を乗り越えてきて、今の自分が存在します。
「よく1人で泣いていたなー」と今になって振り返られます。20歳過ぎて10代なんか比にならないほど、こんなにも涙を流せる自分がいることに当時は驚いていましたが、それがあったからこそ、本当に強くなりました。ちょっとやそっとの事では、簡単に涙を流さなくなりましたし、その沢山の涙が僕を強くさせてくれました。逆に、こんな歳になって心から泣けるということを沢山経験できたので、師匠には感謝しかありません。涙を流すたびに、僕は一皮も二皮も剥けて強くなり、その涙を前に進むエネルギーに変えて、真っ直ぐとことん努力し続けてきました。
はい、ここで脱線を修正します。笑
そんなこんなで、土日の仕事内容ですが、基本的には、男子寮にロビーがあり、そこにずーっと1日居続けるだけです。そこで、生徒たちがアカデミーの外に出たいとなったときに僕に了承を得ないといけなくて、その許可を下ろすためにもロビーに居ないとダメなのです。とは言っても、基本はロビーにいて、そこの椅子にずーっと座り続けるだけの仕事です。それで給料としてお金が出るので、お金稼ぎとしては良いです。
「うわ~、何それ!めちゃくちゃ余裕じゃん!簡単じゃん!それでお金が出るとか、最高かよ!」と思ったあなた!笑
僕も最初の頃、そう思っていました。でも、これが結構きついのです。ほぼずーっと1日同じ場所に居ないといけないですし、外に出ることも食事以外はダメですし、やることが限られるのです。しかも、それが1月~7月、僕はお金を稼ぎたくて、ずーっと休みなくやり続けたので、オフが無くて結構きつかったのです。1日や2日だったら良いのですが、これを毎週末やるとなると、骨が折れる仕事なのです。他のコーチ陣からも「Goはマシーンなのか?」とビックリされるぐらいです。生徒からも「毎週末、やっているGo、エゲツない…。」と言われます。それだけコーチからの信頼も、生徒からの信頼も厚くなってきているのでそこは嬉しいです。でも、やはりお金稼ぎとはいえ、心が気付かぬうちに疲弊してきて、6月に入ったころか、7月に入る手前、涙が出そうになったことがあるのです。僕もそれにはビックリしたのですが、それまで1日オフというのが本当に無くて、きっと心も体も悲鳴を上げていて、心のコントロールが出来なくなっていたのだと思います。感情もほぼ無みたいな感じで、「自分が今何のために仕事をしているのか…?」とか「人生って何なんやろ…?」とか考え始めて、仕事をしながら熱とかも出ていた時でした。家族に相談したら、「それはマジで休むべき。今までずーっと1日オフがないってのはヤバイって。上司に伝えな!」とアドバイスを受けて「あー、1日オフが無いことってやばいことなのか」とそこで初めて我に返って、上司に当たる方に相談して「1日、完全に休みを取っていいですか…?」と聞いたら了承してくださり、今年に入って初めてなのか、2回目なのか記憶にはありませんが、1日完全オフをいただきました。そうなったときの安堵感は今でも忘れられません。1日完全オフというものがどれだけ偉大なものなのか、そこで初めて体感しました。
そこで心がめちゃくちゃ疲弊していたことが1日いただいたオフの過ごし方で分かったのです。
ずーっとベッドの上で寝ていました。笑「どこかに行きたい!」なんてことは考えられず、「とにかく寝ていたい!」と。 それで、「うわ~相当疲れてたんだな。」と分かったのです。師匠からは「若いうちの苦労は買ってでもしなさい。」というようなアドバイスを受けていて、師匠の20代の時の働きぶりを聞くと、想像を絶するほどえぐいので、僕なんかはそれに比べたら可愛いレベルです。逆に師匠がそういう方なので、僕もここまで頑張れていると思います。さらには、心の中で「師匠を超えたい!」という気持ちが強いので、それもあると思います。でも、そうやって自分を追い込むことで自分が成長しているのを自分で感じることが出来るので、素直に幸せに感じます。もし日本で働いていたら「今日は華金だ!」とか言って、お酒を飲んだり美味しいご飯を食べたりしている自分が想像できます。僕の場合、仕事上できつくなってくると、どこかに逃げたくなると思うので、毎週末、飲みにいっているのではないか?と思います。
でも、今はお酒を飲むことは全くないですし、贅沢をすることもありません。無駄な事はしないようにしています。
ちなみに、師匠は全くお酒を飲まない方です。師匠から「お酒は別に飲んでもいい。お酒を飲んで、家に帰って本を読めるなら良いと思う。俺は、お酒を飲んだら、家に帰って勉強なり本を読むなりできないから20代後半あたりからお酒を飲まなくなった。」と聞いています。師匠はお酒がめちゃくちゃ強い方で、それなのに、そうやって自分を律していたことが本当にカッコいいなと思って、僕もそうしています。僕は、お酒がめちゃくちゃ弱く、お酒を飲むと、眠くなってしまい、思考が完全に停まってしまうので、それが嫌で飲まないようにしています。ソフトドリンクでも全然美味しく飲めるので、それで十分だと思っていますし、お酒を飲まずともそういう場で楽しめるので、僕は今後お酒を飲むことは無いと思います。そういう場に行って飲まないといけない雰囲気になったら、そこは一切忘れてノリで飲むかもしれませんが、飲んでしまったら後悔する自分が見えるので、きっと断ると思います。笑 断れる自分で在りたいと思っているだけです。笑
また脱線してしまい、申し訳ありません。
そんな感じで、今日は1日中ずーっとロビーにいます。ロビーにいて、自分がやりたいことはできます。自問自答したり、自分の考えていることをノートに綴ったり、過去に書いてきたノートがこの2年9ヶ月で12冊あり、今は13冊目で、振り返るために過去のノートを読んだり、また基礎に戻って新たに書き直したりしています。
それでも、今日は疲れを凄く感じました。自問自答しようとしても上手くできなかったり、本を読もうとしても中々手が付かなかったり…それで、2回ほど昼寝をしました。それでも、身体が重くて、冷水シャワーを浴びて、自分に気合を入れる為に腕立て伏せを50回して、今ブログをバーッと綴っています。
そんな中で、今日感じたことをこれから綴っていこうと思います。
今僕は奇跡的にアメリカの某テニスアカデミーで働いていて、ゼロからイチを作り出す作業を必死にやり続けてきました。それでも、今はこのアカデミーの正社員の1人として雇われていて、このアカデミーに守られていることに変わりありません。全てをゼロから作り出している訳ではないので、まだまだ甘えながら生きているな、とふと感じました。
もちろん、同世代の人間に僕と同じようなことをさせたら、その中で生き残る人は正直ゼロに近いというほど、僕がここまでやってきたことに関しては自負はあります。それでも、「このままではダメだ!」と感じるのです。僕は例えどんな事が起ころうと、自分1人の力で強く歩める力を身に付けたいと思っています。例えそれまでに培ってきた財産や所持品が全て無くなって本当に身一つになったとしても、そこから自分で歩んでいける力を身に付けたいと思っているのです。
それを達成するには、ここ某テニスアカデミーを辞めないといけないと思っています。どこかの会社の下で働いている以上、守られている安心感があるので、どうしてもそこに甘んじてしまうので、そこを脱しない限り、僕の求めているものは手に入れられないと思っています。もちろん、今はその安心感があるからこそ、日々を真剣に生きられているので、今はバリバリ甘えちゃっています。でも、いずれここを辞めて、1人で世界中を旅して、色んなものを吸収したいと思っています。そこで感じるものだったり、考え方だったり、価値観も変わっていくと思います。そして、何よりどんな状況でも1人で生きていけるという自信がついていくと思っています。独り立ちをする為にも、今ここテニスアカデミーで、かつ、師匠の下で、吸収できるものはとことん吸収していきたいと思っています。そして、入念な準備を重ねて、旅に出たいと強く思っています。その為に今はお金をしっかり貯めていますし、ゼロの状態からお金を作り出す事を今のアカデミー内で師匠にヘルプをしていただきながら実践しています。
ゼロの場所からお金を作り出す感覚を、テニスコーチになってから行動にすぐ移して学んでいます。
言葉ではそうやって言っていますが、マジで簡単ではないですし、根性やガッツがあってこそ、初めてギリギリもギリギリの中で成り立っている事だと思います。誰かに僕が今やっていることを勧めるのは、正直できないです。凄く大変なことを最も理解しているのがこの僕で、誰かに「俺みたいにやれば、成長できるよ」なんて簡単に言えないのです。ほとんどの人は逃げてしまうようなことをやっているのです。
僕の師匠はガッツや根性を想像を絶する程、備えている方で、僕は本当に心から尊敬していて、そんな方が僕に真剣に向き合ってくれて、やっとの思いでここまで来れたので、そんな僕が逃げるような行為をしたら、師匠を裏切る行為になってしまいます。それはどんな事があっても避けたいことですし、そんなことをしたら一生後悔すると分かっているので、絶対に逃げるような行為はしたくないですし、筋を通して死ぬ気で生きていきたいと思っています。
このアカデミーを離れるのがきっと2,3年後なので、そこから独り立ちして、5年、10年経った時に師匠から「なかなか頑張ってるね」と言われるような人間になっていたい、と本気で思っています。
今までのブログの中で、一番長い文で、それにちょくちょく話も脱線してしまったのですが、今僕が感じている事を素直に綴りました。
僕は不器用なので、ブログでうまく書こうなんてことは出来ません。でも、僕の長所は、嘘偽りなく、真っ直ぐ生きることだと思っています。完璧な人間なんていないです。僕は僕らしく、ありのままの自分を貫き通して、死ぬ最後まで生き抜いていきたいと思っています。
僕の生き方が1人でも多くの人に勇気や希望を与えられたら本当に嬉しいです!ここまで来るのに、沢山の挫折を経験してきたので、それもこれから少しづつブログで書いていけたら良いなと思っています。世の中にはこんな人間もいるんだな、と認識してもらえるだけで嬉しく思います!!
とにかく真っ直ぐ、自分を信じて、力強く生きていきます!!
頑張ります!!
By Go
go_oceans28
P.S.
ちなみに、twitterも始めたので、もし良かったらそちらも見ていただけると嬉しいです!日々、感じていることを毎日投稿しています!
下記がURLです!
https://twitter.com/go_oceans28
よろしくお願いします!twitterをやられている方がいらっしゃいましたら、フォローしていただけると嬉しいです!