【まじ嬉しい！！英語とか関係なく本気でこうやって外人生徒と向き合ったら、こうやって俺の想いは伝わるんやな！そして、俺の言葉を信じてついてきてくれるんやな！！ほんまに泣ける！！】

おはようございます！！

今日は、久し振りのオフです！

でも午前の9時～10時の1時間、僕が今年の7月から見ている外人生徒とのプライベートレッスンがありました。僕がここ某テニスアカデミーで働き始めて、外人生徒を請け負うのは3人目です。今日で彼とは11回目のレッスンを終了しました。

最初、彼を請け負った時、「果たして俺なんかで良いのか？英語も拙いし…」と思っていました。他にも素晴らしいコーチ陣は沢山揃っていて、経験値も僕は一番少ないからです。

でも、1回目のプライベートレッスンを終えて、その子のお母様に「これからプライベートレッスンは僕で良いのでしょうか？他にもコーチ陣はいらっしゃいますよ？」と尋ねたら、「Coach Goでよろしくお願いします！」と言っていただいたので、物凄く嬉しかったです。

その生徒のお母様とは、たまにこのテニスアカデミーに来た時に、その生徒のことで、質問を受けていました。「何が息子に足りないのでしょうか？」と。その時、僕が思う素直な気持ちを、僕なりに頑張って英語で何とか伝えていました。それがもしかしたら、そのお母様の、僕への信頼に繋がったのではないか？と思います。

そこから彼とのプライベートレッスンが始まっていきました。最初は、どういう風に教えようか、模索しながら1回1回を真剣にやっていきました。そこから彼との信頼関係を少しずつ少しずつ築くことができていって、僕が伝えたいことを下手な英語で必死に伝えるようにしていきました。ある時、その彼に「君に足りないのは気持ちの強さ」だということを本気で伝えました。

彼は技術は元々あるのですが、気持ちが弱くて、その技術を本番の試合で全く使いこなせないというところが問題だったのです。

そこで、彼に振り回しの球出しをしました。「もっと気持ちを強く持て！」というメッセージを込めて。何度も何度も彼は休もうとするのですが、僕は心を鬼にして、休ませずに「もっともっと！もっとだ！！もっと強い気持ち持て！！」と伝えて、とにかく疲れてしんどいのをさらに追い込ませました。普通に考えたら、そんなことをしたらもう僕のレッスンなんか受けたくないと思って当然だと思います。なんせ、彼はまだ13歳なのですから。笑

でも彼には次のように伝えたのです。

「遊びでテニスをやっているのか？それだったら、俺は君をそんなに追い込んだりさせないし、もちろん真剣に見ることもしないし、楽しくレッスンするよ。何の為にテニスをしているんだい？？試合で勝つためなのか、または、テニスが楽しくて遊び半分でやっているのか？もし遊びでやっているなら、君のこれから来る未来は、テニスを辞めるということだぞ！もし試合で勝つためにやっているなら、もっと真剣にやれ！中途半端にやるな！！」

と伝えたのです。そしたら、彼は次のように答えたのです。

「分かった！！俺は、試合で勝つためにテニスをやってる！もっと強くなる！気持ち強く持ってやる！」

と言ってくれたのです。それもお母様がいらっしゃる前で、僕は彼に真剣に伝えて、彼はそう答え、お母様も納得していたので、「これはガチンコでこの子にぶつかるしかない！」と腹を括った瞬間でした。

外人生徒で、ここまで本気でぶつかったのは初めてです。でも結果的に、僕の熱い想いが彼には届いたのです。それが何より嬉しかったのです。そして、それをお母様も受け入れてくれて、むしろ後押ししていただけるような形だったのです。そうなると、僕は本当にやりやすくなります。「心からぶつかっていけばいい！」とシンプルに考えることができて、彼とガチンコで向き合えるからです。

子供は馬鹿じゃないので、そのように心から真剣に向き合ってくれる大人に対して、決して無下に扱わないのです。むしろ、上っ面な関係で、大人が子供に「君は強くなるよ！」とか言っていながらも、その言葉に気持ちが全く無かったら、子供と信頼なんて絶対に作れないですし、そんな事は子供はすぐ見抜きます。子供は大人が思う以上に賢いのです。だからこそ、子供と向き合うときは、大人はガチンコで向き合う以外に方法は無いのです。子供と向き合う方法を探していたら、絶対に見つかりません。ただただ目の前にいる子供を真っ直ぐそのまま見て、本気で接するだけで子供はそういう大人に対して心を開くのですから。

シンプルですが、これが結構難しいです。笑

それから僕は、「その生徒と真正面からぶつかる！」と覚悟を決めて、彼も13歳なりに真剣に向き合ってくれて、僕の英語をよりしっかり聞くようになりました。

そうやっていく中で、今日11回目のレッスンを終えて感じたことは、約2ヵ月前の1回目のレッスンをした時と今とでは、彼は大きく変わっているということです。今日レッスンをしていて、それが本当に嬉しくて、レッスンが終わった後、1人で感動していました。

「まじ嬉しい！！英語とか関係なく本気でこうやって外人生徒と向き合ったら、こうやって俺の想いは伝わるんやな！そして、俺の言葉を信じてついてきてくれるんやな！！ほんまに泣ける！！」

と。僕の伝えたい想いが本当にしっかり伝わっているのかどうかを確かめるために、今日のレッスンの中で、彼に質問したのです。

「もし30分後に試合があったら、君は何に集中するか？」

と。彼は次のように答えました。

「高い集中力、ガッツ、根性、あとは、とにかくミスらない事」

と。僕は、常々このことを強調してきたので、それが2ヶ月目にして、迷うことなく彼が答えたので、そこで感激していました。

「うわぁ、めちゃくちゃ俺の伝えたい事が、しっかり分かってるじゃん！」

と。そんなことを聞かずとも、実際に彼とヒッティングをしていただけで、そんなことはすぐ分かりました。今日のレッスンは11回やった中で、最も高い集中力でやっていて、ガッツが伝わってきましたし、ボール1球1球に対して凄く強い気持ちがビンビン伝わってきたからです。

僕は、ここで残り2～3年働くので、彼のことをその年数分、見る事ができます。なので、責任をもってしっかり見ていきます。僕がここを去る頃には、「できたら僕を超えてほしい！」という強い想いがありますが、コーチとしての威厳を保つためにも僕は絶対に彼に負けません！笑

年齢は11歳とほぼ一回りほど離れていますが、年齢なんて関係ないんですよね。「人と人とが真剣にぶつかり合えば、その壁なんて難なく乗り越えられる」ということをアメリカ生活を通して沢山気付かされます。それに、人と真剣にぶつかり合うと、本当に楽しいです。そこで、もちろん色んな困難が待ち受けていますが、「絶対に乗り越えよう！」と思えるのです。そして、お互いに成長し合えるので、これが人間として本当のあるべき姿なのではないか？と思います。僕は、その彼にテニスを教えていて、彼はもちろん成長しますが、僕も彼と同様に、彼から成長させてもらっているのです。だから、感謝しているのです！僕をテニスコーチとして真っ直ぐ見てくれていること、そして僕に付いてきてくれることに！

人と本気でぶつかり合うと、逃げ出してしまう人は沢山います。僕もかつてはそうでした。師匠が本気で僕に向き合ってくださった時、最後の最後で逃げてしまいました、しんどすぎて。でも、その時は家族がしっかりとサポートしてくれたお陰で、今こうして師匠の下に戻ってくることができて、一緒に働かせていただくことができています。

師匠には本当に感謝してもしきれません。僕がどれだけ腐った行動をしていたか、今となっては凄く分かります。そんな自分を師匠は全て受け入れてくれて、さらには毎日真剣に怒ってくれて、僕を変えてくれました。この御恩は一生かかっても返しきれません。だからこそ、僕は行動で示していくしかないと思っています。僕が師匠から頂いた沢山の宝物、そして今もなお、沢山のことを教えていただいているので、それを自分の人生、そして、僕が携わっている生徒達に還元していく事が僕の使命だと思っています！

僕が生きていく中で、もちろん自分が本当に心からしたいことを第一に考えて行動に移していきますが、師匠から頂いた精神は必ず守り、そこから僕なりに破っていき、いつしか師匠から離れていけるように、自立していきたいと強く思っています。

今はまだまだペーペーなので、しっかり日々を真剣に生きて、自問自答を繰り返して1ミリでも日々成長していけるように精進していきます！！

大きな夢「世界を1人旅する！」に向かって、一歩ずつ一歩ずつ前へ進んでいきます！！

頑張ります！！

By  Go

go_oceans28

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