こんにちは、Goです。
今日は「【上級者向け】テニスの試合に入る前の心構えはどうすればいい?【3つ紹介】」について書いていきます。
結論から書きます。
①常に最悪の状態を考える
②やるべきことを3つ以内に決める(もはや、1つで十分!)
③「最後の最後まで絶対に心を強く保つ!」と自分に言い聞かせる
これらを僕の経験談を交えて、詳しく説明していきます。
①常に最悪の状態を考える
テニスの試合に入る前の心構えとして1つ目に大切な事は、常に最悪の状態を考えることです。
最悪の状態って何!?
僕の中で考える最悪の状態とは、「自分のプレーが全くできない…」とか「予想していた試合のシナリオとは全く違う展開になってる…」とか、そんなところです。
要するに、試合中、自分が想像していた以上のことが起こって、パニックになってしまい、何をすればいいか、全く分からなくなってしまう事が最悪の状態です。
これは沢山の人に起こる出来事だと思います。
僕自身も何度も起こりました。
そうなると、試合中、とにかく焦って、自分がどうすればいいか途方に暮れ、気付いたら負けています。そして、反省すらしたくなくなってしまうぐらい、後悔のある試合になります。
そうならない為にも、自分が常に最悪の状態を想定していたら、いざ、そういう場面が起こっても、「あっ、やっぱりこれ起こったな。じゃあ、こうやって対応しよう!」と、苦しい場面でも、前向きな気持ちで踏ん張れます。
また、そうなったときでも、想定内なので、焦りや不安を少しでも軽減できます。
なので、試合に入る前は常に最悪の状態をイメージして行うようにしてみてください。
もちろん、試合経験を積んでいかないと、試合でどういった状態や感情になるかは判断できないので、試合を重ねながら、自分の最悪の状態を分析してみてください。
②やるべきことを3つ以内に決める(もはや、1つで十分!)
テニスの試合に入る前の心構えとして2つ目に大切な事は、やるべきことを3つ以内に決める(もはや、1つで十分!)ことです。
えっ、何で??5つ、7つはダメなの??
やってみても良いかもしれませんが、最終的に待ち受けているのは、迷いです。
迷いというのは、「試合で何をすればいいか分からなくなってしまう…」という意味です。
テニスは本当に複雑なスポーツで、自分の調子、相手の調子、天候、気温、ボールの跳ね方、風の強さ、色んな要素が絡み合っています。
そんな中で、5つも7つもやることがあると、頭はパンクして、何が何だか分からなくなります。
そうすると、気付いたら負けている、、、なんてことはザラにありますし、負けたとしても、「なぜ負けたのか?」を分析しづらいです。
なぜなら、「自分が何に集中していて、何が試合で出来ていたか?」を把握できないまま、あっという間に試合は終わってしまうからです。
だからこそ、やることを3つ以内に決めて、それを試合の最初から最後まで徹底することが大切です。
その結果、試合で勝っても負けても、自分が集中していたことが明確で、なおかつ、それがどのくらい出来ていたか、自己分析できます。
そしたら、次の試合に活かせて、良い循環が生まれます。
決めることは1つで十分と言っているのも、本当にそうです。
1つに集中するだけでも、かなり大変な事です。
テニスコート上には相手がいて、自分がいて、試合が成り立ちます。
そこには色んな要素が絡み合い、お互いのメンタル状態が大きく作用します。
そうなったときに、1つに集中するだけでも、気付いたら、違うことを考えていたり、勝ち負けにこだわりすぎていると、自分を見失ってしまう瞬間は多くあります。
だからこそ、1つやることを決めていると、立ち戻れるチャンスがあります。
そういった意味で、1つで十分と伝えさせていただきました。
僕が試合に入る前に決めることとしたら
①簡単に10球以内のミスはしない
②ポイント間は、必ずタオルで顔を拭いて、心を整える
③フォアハンドを多く使う(足を動かすため)
です。
これはあくまで参考ですが、ぜひ、皆さんも試合に入る前に、やることを3つ以内(1つだけでも十分!)に決めて、トライしてみてください。
③「最後の最後まで絶対に心を強く保つ!」と自分に言い聞かせる
テニスの試合に入る前の心構えとして3つ目に大切な事は、「最後の最後まで絶対に心を強く保つ!」と自分に言い聞かせる事です。
正直、これが一番大事です。
②でお伝えさせていただきましたが、テニスは複雑なスポーツです。
どれだけ綺麗なフォームで打てたとしても、試合に勝てるかというとそうではないですし、どれだけ汚いフォームでも、試合に勝てる人は勝てます。
では、試合に勝つ、負ける、の大きな違いは何なのか?
根性論になってしまうかもしれませんが、気持ちの強さです。
気持ちが最後まで強い方が、試合を制します。
では、どうやって気持ちを強く保ち続けられるの??
1つの手段として挙げられるのは、試合中、ポイントを取っても、取られても、声を出して自分を鼓舞する事です。
これは僕もよくやります。
「自分の気持ちが明らかに落ちてるな…」と感じている時ほど、「カモン!」と声を出して鼓舞するようにしています。
でも、正直な気持ちを言うと、試合前は本当に恐怖で一杯です。
相手が例え格下であろうと、格上であろうと、相手のレベルに関係なく、試合前は本当にビビっています。
なので、試合前は「絶対に自分に負けない!自分に負けるな!」と言い聞かせますが、それと同時にやることは、心、感情を無にするように言い聞かせます。
心、感情を無にするって?
気持ちを強く保つとは裏腹に、感情を一切ゼロに保つように心がけるのです。
試合で良いポイントを取ろうが、取られようが、一切そこに意識を向けず、自分がやるべき事だけに集中するのです。
一切の雑念を捨てるのです。
そういう状態の時は、本当に意識が自分に向いているので、恐怖心を忘れられて、1ポイント1ポイントにより集中できます。
先ほど、声を出して鼓舞すると言いました。
それもそれで大切ですが、僕の場合、それをすることで逆に空回りしてしまう経験もあるので、静かに心の中でずっと「無になれ!無になれ!」と言い聞かせています。
そうすると、勝ち負けにこだわる事なく、来たボールに対して素直に返すことができ、結果的に良い形に持っていけます。
無になる手段として、僕がよくやるのは、ポイント間でタオルを拭ったり、ラケットのガットの1点をずっと眺めたりしています。
強い気持ちへの持っていく方法は、人それぞれなので、どれが正解とかは、正直ありません。
「どうやったら平常心を保てるのか?どうやったら試合で強い気持ちでいられるのか?」そこを見つけていく作業が各々、大切です。
ここに綴ったのは、あくまで僕の経験談なので、参考程度に収めていただけると嬉しいです。
以上が、「【上級者向け】テニスの試合に入る前の心構えはどうすればいい?【3つ紹介】」でした。
~ちょっとしたGoの雑談トーク~
1ヵ月ぶりのブログ投稿となりました。
期間がだいぶ空いてしまい、申し訳ありません。
アメリカ生活も早5ヵ月23日が経ちました。
日々の生活、英語での仕事にだいぶ慣れてきて、少しずつ自分と向き合える時間も取れるようになってきました。
今は、テニスコーチという仕事から離れていますが、1週間のうち、4日~5日はテニスをしています。
その中で、テニスは本当に奥深いスポーツだなと感じます。
常に自分の弱さと向き合えるので、良い面もあれば、自分の出来なさに打ちひしがれることもあります。
でも、テニス関係なく、どんな物事であろうと、最終的には自分の弱さと向き合わざるを得なくて、そこから逃げずに立ち向かっていけば、新しい景色、新しい自分が発見できると思っています。
その発見があると、例えそれまでがどれだけ苦しくても、全て報われて、嬉しさに変わります。
僕はそういった嬉しさがあると無意識に分かっているから、きっと日々頑張れているのではないか、と考えています。
でも、まだまだ自分という人間を分かり切っていないので、人生、模索中です。
そんな僕でも、誰か一人の心を勇気づけられたり、励ませられたら本望です。
引き続き、ブログ書いていきますので、何卒、よろしくお願いします!
下記に過去記事が載ってあるので、ぜひ良かったら読んでみてください